NUCLEO F446RE MicroPython I2C接続確認の方法

2020/2/2

NUCLEO F446RE MicroPython I2C接続確認

NUCLEO F446RE MicroPython I2C接続確認

概要

「NUCLEO F446RE」のMicropythonをI2Cの動作確認する方法について説明する。 (ホストPCとしてはubuntuを想定している)

事前準備

(1)ampyのインストール
AMPY_PORTは、自分の環境に合わせる。

  pip install adafruit-ampy
  export AMPY_PORT=/dev/ttyACM0
  export AMPY_BAUD=115200
  

(2)picocomのインストール

  sudo apt-get install picocom
  

以上のうち、exportしているものは、.bashrcに登録することを勧める。

参照URL

The MicroPython project
ＳＴＭ３２　Ｎｕｃｌｅｏ　Ｂｏａｒｄ　ＳＴＭ３２Ｆ４４６ＲＥ
Quick reference for the pyboard ampyを用いたMicroPythonのファイル操作とプログラム実行
MicroPython pyboard v1.1
新しいボードへMicroPythonを対応させる方法をざっくり解説

FirmwareにバグがいるのでPatchをかけて再ビルド

I2C関係のピンアサインにバグがいるので
Micropython/ports/stm32/boards/NUCLEO_F446RE/mpconfigboard.h
を以下のように修正する：

// I2C busses
  #define MICROPY_HW_I2C1_SCL (pin_B6)        // Arduino D10, pin 17 on CN10
  #define MICROPY_HW_I2C1_SDA (pin_B7)        //              pin 21 on CN7
  ↓以下のように修正する
  // I2C busses (same as NUCLEO_F401RE)
  #define MICROPY_HW_I2C1_SCL (pin_B8)        // Arduino D15, pin 3 on CN10
  #define MICROPY_HW_I2C1_SDA (pin_B9)        //         D14, pin 5 on CN10
  

修正後、再度ビルドしてファームウェアを書き込む。 この方法については以下を参照のこと。
NUCLEO F446RE MicroPython インストール方法

動作確認

Nucleo-F446RE + Grove-Base-Shield-V2で、I2CのコネクタにI2Cのデバイスを接続する。 (ここでは、Grove-LCD-RGB-backlightを接続した)
picocomを使いボードとシリアルで通信する。

以下、通信例：

  $ picocom /dev/ttyACM0 -b115200

  # 以下のようにi2c.scan()で接続しているデバイスのアドレスが出力されればＯＫ
  # F446RE
  >>> from machine import I2C
  >>> i2c=I2C(1)
  >>> i2c.scan()
  [62, 98, 112] # Grove-LCD-RGB

  

以上