気圧計の調整方法
気圧計の補正の方法について調べたので、ここに記する。
x.気圧計の調整方法
(1)現在地の標高を求める
https://www.mapion.co.jp
ここにアクセスして知りたい場所の地図を出し目的の地点にカーソルを合わせると
画面の右上に標高が表示される。
# 気圧計の調整のために現在位置の標高を知る必要がある。
(2)気象庁計測の気圧と標高を求める
正確な気圧を知るために気象庁が一時間毎に発表している気圧を確認する。
現在地に一番近い場所の気圧を知る必要があるが
神奈川県の場合、横浜の気圧が一番近い場所のものになる:
http://www.jma.go.jp/jp/amedas_h/today-46106.html?areaCode=000&groupCode=32
例:
2018年03月25日 横浜(ヨコハマ)
北緯: 35 度 26.3 分 東経: 139 度 39.1 分 標高: 39 m 昨日の観測データ 最低・最高気温
時刻 気温 降水量 風向 風速 日照時間 積雪深 湿度 気圧
時 ℃ mm 16方位 m/s h cm % hPa
7 9.0 0.0 北 2.3 1.0 0 83 1020.1
***気圧は、海面気圧(海面(0m)に換算した気圧)で表示しています***
(3)現在地の気圧を求める
上で求めた標高と気圧から現在地の気圧を計算する。
# 気象庁発表の気圧は海抜0mに補正してあるので、それを現在地の標高に合わせる必要がある。
例:
自宅の標高が((1)で求めた)標高38mで
#ネット情報によると「オフイスビルで1階あたり約4m、住宅(マンション)で約3mです。」
Rider10による実測値だと、4mだった
現在地の住まいが2階なので
38m+4m→42m
標高100m当たり約12hPaなので
((2)で求めた気圧)1020.1hPa - 0.12hPa*42m(=5.04) → 1015.06 hPA
になる。
(4)求めた気圧を気圧計に設定する
上の(3)で求めた気圧を設定する。
x.参考URL
(1)http://www.es.ris.ac.jp/~nakagawa/met_cal/sea_press.html
海面更正気圧の計算
#もっと精度の高い計算式が載っている
(2)http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq5.html
抜粋:
気象庁ホームページに掲載されている気圧は、海面気圧と現地気圧のどちらですか?
アメダス(表形式)では、気象台等で観測した海面気圧を掲載しています。海面気圧とは、海面上(0m)に校正した気圧です。
現地気圧(観測所で観測された気圧)は標高が高いほど小さくなるため、現地気圧の数値をそのまま使用して天気図を書くと、
ほとんど等高線のようなものになってしまいます。このため、天気図を書く際には海面気圧を使用していますが、
これにあわせて気象庁ホームページでは海面気圧を掲載しています。
なお、標高の高い日光、軽井沢、富士山、河口湖、阿蘇山は現地気圧で表示しています。
これら高所の観測所では海面気圧への校正を十分な精度で行うことができないことから、このような表示としています。
また、過去の気象データ検索では、海面気圧と現地気圧の両方を掲載しています(ただし、上述の標高の高い地点を除く)。
以上