Polar A370 メモ
bluetooth接続のHR(心拍)センサーとしての利用がメインで購入した。
引っかかったところや分かりにくいところをピックアップして記載している:
0.概要
全体にbluetooth関連が不安定(同期NG、ペアリングNGが起きやすい)である。
このメモは、bluetoothに関して、経験的に成功しやすい手順をまとめた。
本メモでは以下の操作を「再起動」と定義する:
(1)システム設定のbluetoothをオフにする。
(2)上部のボタンを、スライダが表示されるまで押し続ける。
(3)スライダをドラッグしてiPhoneの電源を完全に切る。*
(4)iPhoneの電源が切れたら、上部のボタンを再び、今度は Appleロゴが表示されるまで押し続ける。
(5)システム設定のbluetoothをオンにする。、
1.HRセンサーモード
リスト型の活動量計とは別のデバイス(センサー)として扱う:
(0)接続したいスマフォ(iPone)以外のスマフォが近くにあれば、その機種のbluetooth接続をオフにする。
#意図しないbluetooth接続を避けるための措置
https://support.polar.com/ja/support/can-i-use-my-a370-as-a-heart-rate-sensor-with-another-product
A370を他の製品の心拍センサーとして使用できますか?
に
「A370をセンサーとしてPolar Beatアプリと共に使用する場合、
スマートフォン上でPolar Flowアプリが閉じていることを確認してください。」
という記述があるので以下が必要となる:
・PolarFlowアプリを起動させないこと。(起動していたら止めること)
(1)A370の電源を切る
A370側: 設定(Settings)のなかの電源オフ・アイコンを押す。
(2)A370のボタン長押しで再起動する
スマフォ側:システム設定にA370の接続情報があるようなら消去する
A370側:ボタンを長押しする。
(3)A370のbluetooth接続をリセットする(=ペアリング情報があれば消去する)
A370側:設定(Settings)のなかのbluetooth-resetアイコンを押す。
(4)HRセンサー・モードを起動する
A370側:設定(Settings)のなかのHRセンサー・アイコンを押す。
(5)スマフォ側でアプリを立ち上げ、センサーを検索する。
例:WahooFitnessのセンサー検索を使用する
(6)ペアリング
A370がペアリングを要求してくるのでA370側で表示されている数字列を
スマフォ側の入力画面で入力する。
**** 注意 ***+
ペアリング要求が直ぐに来ない場合、いったんHRセンサー・モードをオフにしてから
再度、オンにする。するとペアリング要求が来るはず。
ペアリング要求が遅延して、そのまま接続できる場合があるが、後でログ収集中に
ペアリング要求が来ることになるので、ペアリング要求を待つこと!
(7)再接続したいスマフォ側アプリを再起動する。
** そのアプリにbluetooth接続のスイッチがあるならば、いったんオフしてオンにする。 **
(8)再起動したスマフォ側アプリでセンサーを接続する。
ここで、(0)でbluetooth接続をオフにした近くのスマフォのbluetooth接続をオンにしても、かまわない。
**** HRセンサーとして使用する ****
センサー使用中にbluetoothの接続が切れて再接続しないようなら、HRセンサー・モードを一旦オフにして
再度、HRセンサー・モードを起動すると接続が回復することが多いようだ。
(9)(HRセンサーとしての使用が終わったら)ボタンを押して、HRセンサー・モードから抜ける。
(10)(必要があれば)ボタンを長押しして同期させる。
# アプリ版PolarFlowが起動している必要あり
HRセンサー・モード中でも心拍は記録されており
同期するとWeb版PolarFlowでアクティビティを表示できる。
2. HRセンサーとしての動作時間
フル充電で5時間くらい(実測値)
3 トラブルシューティング
3.1.1. 現象「HRセンサー・モードでエラー多発」
HRセンサー・モードで再起動する必要のあるエラーが多発するようになった。
3.1.2. 対応策
(1)PC版PolarFlowSyncで(USB経由で)Factory-Resetする。
(2)その後、そのまま、USB接続で同期しようとしたが途中で進まなくなり断念。
(3)Web版PolarFlowで同期する内容(スポーツプロファイル)を確認する。Factory-Resetの影響?で、
スポーツプロファイルが変更されているようなら修正する。
(4)スマフォ・アプリのPolarFlowでbluetooth経由で同期する。
#なぜかUSB経由の同期はNGで、bluetooth経由の同期はOKだった。
3.2.1. 現象「HRセンサー・モードでペアリング要求無し」
HRセンサー・モード起動でのペアリング要求が来ない。
3.2.2 対応策
(1)いったん、HRセンサー・モードから抜ける。
(2)ボタン長押しで同期をかけて、ペアリング要求を待つ。
(3)ペアリング要求がきたらペアリングの番号を入力しペアリングする。
(4)HRセンサー・モードを起動する。
以上
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#以下、GPSウォッチ的な使い方のメモ
5. データ同期(PloarFlowアプリとの同期)
(0)iPhoneを「再起動」する。
(1)PolarFlowを起動する。
(2)A370のボタンを長押しする。
(3)ペアリングが未完了の場合、ペリングのための数字列がA370に表示されるので、
それと同じ数字列をiPhoneなどのスマフォに入力する。
#ペアリング完了している場合、このステップは省略される
(4)ペアリング完了とともに同期が開始する。
(5)PolarFlowアプリのデバイス設定画面で同期時刻が表示されているので
それを見ると同期が正常に終わったか確認できる。
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データ同期がNGの場合
以下のトライを順に試してみる:
トライ#1
(T1-1)いったん、A370の電源を切る。
(T1-2)A370のボタン長押しでA370を再起動させる。
(T1-3)スマフォ側アプリPolarFlowを再起動する。
(T1-4)A370のボタン長押しで同期をかける。
トライ#2
(T2-1)A370の設定(Setting)のなかのbluetoothアイコンを押してbluetooth接続をリセットする。
ペアリング情報が消去される。
(T2-2)A370のボタンを長押しする。
あとは、上の(3)からの手順になる。
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PolarFlowとデータ同期が終わると、それと同期しているPolarBeatのアクティビティとも同期する。
したがって、PolarBeatで採ったログもA370に表示されるようになる。
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・スマフォ版PolarFlowとWeb版PlorFlowの内容が不一致だったときは以下の手順を行なうこと
(1)スマフォ版PolarFlowをいったんサインアウトする。
(2)スマフォ版PolarFlowを再度サインインする。
(3)スマフォ側で不一致だと思われる画面を表示する。
(4)この画面で下の方にスワイプすると同期してWeb版と同じ情報(表示)になる。
6. 安静時心拍数
睡眠中もA370を装着して、起床後、同期をとると
Web版PloarFlowには睡眠分析の結果が入力される。
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起床直後に同期をかけると、A370の「My day」のなかの心拍情報表示に以下の表示される。
・Min(三日月アイコン) 数字
・Min(太陽アイコン) 数字
・Max 数字
これらは、順に、安静時心拍数(睡眠中)、安静時心拍数(起床中)、心拍数の最大値となるようだ。
一般に言う安静時心拍数は安静時心拍数(睡眠中)だと思われる。
なお、起床直後に同期していないと、心拍数の表示は、MinとMaxの2つの表示になる。
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また、Web版PolarFlowのアクティビティ表示(心拍数のグラフ)にもアイコンの形で、
三日月アイコン(朝の起きた時点)で安静時心拍数(睡眠中)と
太陽アイコン(夜の時点)で安静時心拍数(起床中)を表示する。
7. 充電
フル充電になると画面に(フルの)電池マークとその下に100%と表示される。
ちゃんとしたACアダプターで2時間くらいでフル充電に近い状態になるようだ。
充電コネクタ(=USBコネクタ)の蓋は、
心拍センサーから遠い方を爪で押すことで、
テコの原理?で心拍センサーに近い方の蓋に隙間を開けて、
そこに爪を引っ掛けて開けるのが簡単なようだ。
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以下、取説からの抜粋:
A370の電池の充電
・A370には、充電可能な電池が搭載されています。充電式電池の充電回数には限りがあります。
電池を300回以上充電および放電すると、容量が著しく低下します。
・充電可能回数は、使用および動作状況によっても変化します。
コンセントからも充電できます。その場合は、USB電源アダプタ(別売り)を使用してください。
USB電源アダプタを使用する際には、そのアダプタに「出力5VDC」の刻印があり、500mA以上に対応することを必ずご確認ください。
電池の動作時間
電池の動作時間は、アクティビティの常時記録、継続的な心拍数計測、1日1時間のトレーニングを記録し、
スマート通知を使用しない場合、最大約4日間です。
動作時間は、使用環境の温度、使用する機能、ディスプレイがオンの時間や電池の経時変化と
いった多くの要因により異なります。動作時間は、気温が氷点下を大きく下回ると大幅に低下します。
その場合、衣服の下にA370を装着することで温まり動作時間を延ばすことができます。
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→
もちろん条件が異なるが実際に使った感じでは、(自分の使い方では)2日に1回の充電が必要。
また、以下の情報にあるように24時間心拍計測設定時でも、
加速度センサーで動きを検出して、間欠的に心拍数を測定して省電力化しているようだ。
「24時間心拍計測設定時は、ランニングなどの激しい運動を行うと加速度センサーが感知し、
通常のトレーニングと同じ継続した心拍計測に自動的に切り替わる。同様に運動から休息に戻った際には、
5分毎の心拍計測に自動で切り替わる。これにより、激しい運動の活動量がより詳細に計測でき、
1日の活動量を正確に記録することができる。」(ネット情報)
8. バッテリ残量
一番分かりやすい方法は以下:
(1)A370の画面表示を時計以外に切り替えて、その後、時計表示に切り替える。
(2)すると時計表示の上にバッテリ残量のアイコンが現れる。(すぐに消える)
9. 睡眠分析
(1)朝起きたら、PolarFlowと同期する。
(2)PolarFlowの画面の下の右から2番目のアイコン[睡眠]を押す。
(3)睡眠分析の画面が表示される。(A370の[My Day]にも睡眠分析の結果が置かれる)
10. 連続表示
アクティビティの実行中の画面を長押しするとアイコン[ランプの形]が出現して
それ以降、アクティビティ実行中は連続表示される。
11. GPS利用
今のところ一番確実に動作させる手順は以下のようになる:
(0)iPhoneを「再起動」する
(1)A370の近くにスマフォを置きPolarFLowアプリ(のみ)を起動する。
A370はGPSの位置情報をPolarFLow/bluetooth経由で取得する。
(2)A370で「トレーニング」に進み、GPSを必要とするアクテビティを選択する。
(3)GPSアイコンの周りの円が回転を始めるので回転が止まる(=測位完了)まで待つ。
時間がかかるので、予め早めに、この画面で待つことを勧める。
室内でWiFi環境ならば、そのなかでスタートさせると、GPS以外の手段で
位置情報を取得するので測位完了が速くなる。(測位完了後に外に出る)
(4)出現している心拍アイコンに数字が表示されGPSアイコンの回転が止まれば準備完了なので
アクティビティのアイコンを押し計測を開始する。
**** 重要 *************************************************************
iPhoneでは、アプリごとに位置情報(GPSなど)アクセス権限を変更できるが
PolarFlowアプリに関して「常に許可」にする必要がある。
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お勧めの運用方法:
一番安定して使用する方法は、SIM無しで良いのでA370のGPS機能と同期専用にスマフォを用意して
そのスマフォでPolerFlowのみ起動、bluetoothオンにしてA370の近くに置いておく。
こうすると、(専用スマフォを触らないで済むので)A370にGPS機能が内蔵されているかのように
使用できる。外出中でも家に戻れば自動的にWiFi経由でサイト版PolarFlowと同期がとれるので
アクティビティはWeb(のPolarFlow)で見ることができる。
12. エクスポート
(1)Web版PolarFlowの[トレーニング履歴]から、エクスポートしたいアクティビティを選択する。
(2)選択したアクティビティの詳細が表示される。
(3)画面の下にある[セッションのエクスポート]を押す。
(4)メニューとして以下の3つが表示されるのでTCXを選択する。
[セッション(TCX)][セッション(CSV)][ルート(GPX)]
(5)ダウンロードが開始される。
TCXのダウンロードに時間がかかり終わらない場合は、
「zipパッケージ」を選択してzip形式でダウンロードする。
https://github.com/gabrielreid/polar-flow-export
polar-flow-export
Command line tool for bulk exporting TCX files from Polar Flow
動作確認はしていないがpythonを使ってエクスポートできるようだ。
以上
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x. Web取説からの抜粋
https://support.polar.com/e_manuals/A370/Polar_A370_user_manual_Japanese/Content/Introduction.htm
から
・ディスプレイを有効にする:
フィットネス・トラッカー装着時にボタンを押す、または手首を動かします。
・ウォッチフェイスを変更する:
時刻表示画面でディスプレイをタップしたまま押さえ、上下にスワイプします。
希望のウォッチフェイスをタップして選択します。
https://support.polar.com/e_manuals/A370/Polar_A370_user_manual_Japanese/Content/Watchfaces.htm
ウォッチフェイス
https://support.polar.com/e_manuals/A370/Polar_A370_user_manual_Japanese/Content/Start_a_Training_Session.htm
トレーニングセッションの開始
・時刻表示画面でディスプレイを上下にスワイプし、「トレーニング」をタップして、プレトレーニングモードに入ります。
心拍信号が見つかると、ハートのアイコンが心拍数の表示に変わります。
モバイルデバイスの位置情報を使用する場合、位置情報が見つかると、GPSアイコンの円は静止します。
・上下方向にスワイプし、使用するスポーツプロファイルを選択します。
・選択したスポーツのアイコンをタップして、セッションを開始します。
トレーニング中にA370で使用できる機能については、「トレーニング中の機能」でご確認ください。
・トレーニングセッションを一時停止するには、ボタンを押します。
「一時停止」と表示され、A370は、一時停止モードに入ります。
トレーニングセッションを継続するには、緑の矢印のアイコンをタップします。
・トレーニングセッションを終了するには、トレーニング記録中または一時停止モードで
セッションサマリーが表示されるまでボタンを長押しします。
または、ディスプレイ上の赤色の停止アイコンを3秒間タップしたまま押さえて記録を終了します。
参考URL抜粋
https://support.polar.com/ja/support/what-can-do-to-get-a370-to-detect-my-sleep
睡眠を検出するために、A370は何を取得しますか?
A370は、睡眠を自動的に検出します。Flowで結果を確認するには、着用・同期する必要があります。
唯一できることは、睡眠を評価することです。当社の分析にあなたの評価を追加することで、
睡眠に関するより長いフィードバックが提供されます。
A370:
起床後90分以内に、A370が睡眠のサマリーを提供します。
その最後で、 スマイルアイコンを使って、睡眠を評価することができます。
昨夜の睡眠に最も適切な評価を選択します。評価は、今日の活動の下の睡眠カードに追加されます。
Flow アカウント設定で、希望する睡眠時間を調整することができます。
Flowアプリ:
フィットネス・トラッカーで睡眠を評価していない場合、Flowアプリで、これを行うことができます。
Flowアプリを開くとき、睡眠アイコンをタップする、または、睡眠タブに進むと、評価を要求するポップアップが表示されます。
将来アプリで睡眠を評価しない場合、これを無効にすることができます。
また、ここでより長い睡眠に関するフィードバックを確認することができます。
Flowウェブサービス:
flow.polar.comで睡眠を評価することもできます。「睡眠」タブの下で、「編集」をクリックし、
評価を変更します。「詳細」をクリックし、より良い睡眠のため、
長い睡眠に関するフィードバックおよびヒントを確認します。
https://support.polar.com/ja/support/what-is-the-minimum-amount-i-need-to-sleep-to-get-polar-sleep-plus-metrics
Polar Sleep Plus™による評価を取得するために必要な最小の睡眠は何時間ですか?
Sleep Plusによる評価を取得するには、睡眠時間、言い換えれば、
就寝から起床までの時間が、少なくとも4時間であることが必要です。
以上
A370ファームウェアアップデート情報
https://support.polar.com/en/updates?product=A370
Polar A370 firmware update 1.0.88
07.02.2018
New watch face:
New watch face with horizontal time and date, and no activity bar.
Changes color depending on the time of day - yellow during the day and dark blue during the night.
Improvements/fixes in this release:
・Improved optical heart rate detection with different skin colors
・Device crash during training with some devices, fixed
・Battery life with mobile use improved
・Device used as OHR sensor compatibility improved
・Syncing issues improved
・Other minor fixes to improve quality
同期が改善とあるので、少しは使えるようになっているかもしれない。
すくなくてもA370のHRセンサーモードにおいて、いままではPolarBeatがA370センサー接続を独占して
他のアプリが使えなかったが、今回のアップデートで他のアプリも同時に接続できるようになったようだ。
以上